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浅く100人より、深く1人に

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 共同代表理事の柳澤です。

 今年6年目の開催を終えた小児がん・AYA世代・臨床試験啓発のためのチャリティーライブ「Remember Girl’s Power !! 2021(オンコロライブ)」の振り返り備忘録です。

 今、いろいろなデータを取りまとめているところで、順不同で脈絡ないですが、6年間ずっと思ってきたのは、浅く100人に届けるより、99人に響かないけど、1人には100人分深く刺さること。

●視聴者からのコメント
 「僕自身がんの治療中で病院に入院していて抗がん剤治療をしていて辛い事が多いですが好きなアイドルがライブしてるのを見て元気が出ました」
 総視聴数は約25,000回、同時視聴も1,000人を超え、だぶりなしで数千人の方に視聴頂き、300名近くの方にコメント頂きました。そもそも好きなアーティストが出演することから好意的なコメントが多いのはわかりますが、好意的なコメントの多さに驚いています。そして、運営者一同、このコメント一つでやって良かったと思いました。見てくれてありがとう!

●無観客・無料開催・無料配信
 有観客で開催できるかどうかは、そもそも不透明な状況でした。しかし、行政(豊島区)との共催、医療系企業からの協賛を考えれば無観客開催は致し方なかったと思います。
 ただ、無料開催、無料配信は、当初は予定していないもので、キャスティングに協力頂いた橋元恵一氏(ポップカルチャーフェス「@JAM」の総合プロデューサー)の助言からです。
 無料にするのは、主催者の開催趣旨を明確にすることと、覚悟を決めること。そのためには、運営費を自己資金と協賛によって確保すること。視聴者からの寄付は100%外部助成に確保すること。これを決めたのが5月25日でしたので、まあまあ痺れました。
 結果的には、この助言を頂いたこと、実行に移したこと、そして協力してくれた共催・協賛企業があったことに感謝と、毎度のことながら、がん情報サイト「オンコロ」(3Hクリニカルトライアル株式会社)が覚悟決めてくれたのはamazingでした。

●豊島区さんありがとう!
 後、2021は豊島区さんが、共催してくれたこと。ちょうど豊島区のがん対策推進計画の3期に入るところで、小児がん・AYA世代の啓発も進めるという時でした。
 ご縁がつながるさまは、なんかわらしべ長者みたいでした。ご縁が嘘のようにつながり、あれよあれよという間で、本来ならば会場、日程をおさえることも大変なところ、キャパシティー1,300名の東京建物ブリリアホール2days。しかも、このホールでのライブイベントは初となるものでした。
 関与頂いた皆さんと、会場の皆さん、そして何よりも、窓口に立って頂いた佐藤氏の区内での調整に感謝の言葉もありません。

●アーティストの皆さんのセットリストには驚いた
 今になって思うのですが、各アーティストさんはとても緊張したと思うのです。
 実は、日本でチャリティーイベントと言うものに出演するには、いろいろなハードルがあります。そもそも、あまり詳しくないテーマなのに、私たち出演していいんだろうか?意味もわからず出演してるんじゃないか?ちゃんとコメントできるだろうか?自分たちの楽曲でいいんだろうか?
 私たちは事前にセットリスト(披露する楽曲)を知っていましたが、各アーティストのセットリスト見ただけで、マネジメント、アーティストがじっくり考えてくれたんだろうなと思わせるものでした。
 一つ例をあげると、総合司会を務めて頂いた笠井信輔さんのブログ。これはYAHOO Newsにも取り上げられました。私も泣きました。ただ、この感情は、文章でも伝わらないので書きません。
「まさかアイドルに泣かされるとは!」笠井信輔アナ、チャリティーライブの1曲に思わず感涙「じんと染みました」
https://news.yahoo.co.jp/articles/695d4edb5a739d1418e8c21a0bfadb5377cde724

●小児がん・AYA世代・臨床試験の啓発セッション
 これは配信ライブを観て頂いた方にしかわからなかったと思いますが、「Remember Girl’s Power !! 2021(オンコロライブ)」は、思いを込めたアーティストさんのライブ(楽曲)だけでなく、結構な時間を啓発セッションの時間にあてています。
 この啓発セッションのアーカイブ動画は、これから順次アップしていきたいと思いますが、まずは、同じ実行委員として、当日はSNS担当としても大活躍であった清水公一さんのAYA世代のセッションです。
 清水さんは、自身がStage IVの肺がんの体験者であり、そのご自身の体験から、患者会での活動、また最近では同じがんと闘う患者のために社会保険労務士として活躍しています。以下が、本日、初出しの啓発セッションの動画です。泣ける動画です。「闘病中、私にはアイドルという強い味方がいました」。泣けない人もいることはわかっていますが、100人位いれば1人位なければいいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=k6Kdq1uqwck

 書き出すと止まらなくなりますが、アンケート結果等は、とりまとめてがん情報サイト「オンコロ」、オンコロライブの公式の方で報告されると思います。

 開催後、実行委員のメンバーとも話していたのですが、数ある仕事の中、商品やサービスを届けて、お客さんから「ありがとう!」「感動した!」「心動かされました!」っていう仕事はそんなにあるものではないと。そして、そのファンも素晴らしい。何人もの方々から「●●を呼んでくれてありがとう!」と。こちらこそありがとうです。イベント最後のがん情報サイト「オンコロ」運営会社社長:滝澤の挨拶「MedicalとEntertainmentの融合、MediTainmentを進めます!」。

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