共同代表理事の柳澤です。アイキャッチ画像は、本文と関係ありません。オフィスとなりのお稲荷さんです。かわいいキツネ様がいっぱいで可愛いです。
ところで、にわかに新型コロナウイルスの感染者が増加傾向で、東京は本日より緊急事態宣言下となりました。
そんないよいよ第5波か?!と言われていた先週7月7日、8月に茨城県ひたちなか市で開催が予定されていたロックフェスが中止されると発表されました。
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021開催中止に関して、皆さんにお伝えしたいこと」
http://rijfes.jp/
これは、7月2日主催者に提出された茨城県医師会他からの要望書に基づくものでした。この要望、中止の決定を見て、開催まで1カ月、主催者はさぞや無念であり、また中止と言っても、中止に伴う損害もとてつもなく大きいだろうと思いました。
https://www.ibaraki.med.or.jp/info/%e3%80%8crock-in-japan-festival-2021%e3%80%8d%e3%81%ab%e9%96%a2%e3%81%99%e3%82%8b%e8%a6%81%e8%ab%8b%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e3%80%80/?fbclid=IwAR3lA_cda30ECzPF564h0MPXqrLfEjNuwDL3xXOWbImw4EF-CgwTH5yXOGc
実際に、その後、すぐに緊急事態宣言が検討されたことから、医師会の要望もわかるな~って思ってたところにSNSで出てきたのは、以下の記事。
「新型コロナ17人集団感染は医師開催のホームパーティーで 茨城」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201216/k10012767491000.html
いや、これはいかんな。真面目にガイドラインに準じ、規制当局の許可を取りながら開催準備してきて、こういう人達からの要望とか言われてもな~というのもわかるって思ってました。
実際に、中止が決定された翌8日には、RADWIMPSの野田洋次郎氏が、自身のTwitterで、「今要請するというのは、あまりに横暴に感じます。極めて個人的な思いとしては『ふざけんな』という気持ちです」とポストし、そうだよな、頑張ってきてくやしいだろうなと思っていました。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/07/08/kiji/20210708s00041000196000c.html
と思っていたら、10日には、以下の報道。
「RAD野田洋次郎〝泥酔宴会〟報道に幻滅の声「特大ブーメラン」「もう何も言えない」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b980e7ead90ce07db27ffed3fe2d7759c663924
と何がいいたいかと言うと、「人に優しく、自分に厳しく」ではなく、なんか「人に厳しく、自分に優しく」ってならないように、「人に優しく、自分に優しく」ってなれないかと考えてました。私自身も、自分はできないことばかりで、厳しくされるの嫌なので、人には優しく、あるいはわからないことは何も言わない的な感じです。どうせブーメランになるし。
具体的にはどんなことがあるかな?医療とエンタメがお互い優しくなれることはないかな?日本では現実的ではないかな?こんな事できないのかな?って考えてました。
「スペイン政府がバルセロナでの5000人ライブで実験。「ライブ中のコロナ感染拡大はなかった」と科学者が結論。イギリス政府はリバプールでファットボーイ・スリム、ブロッサムズなど出演5000人×2日間の実験フェス決行」
https://rockinon.com/blog/nakamura/198768
音楽(フェス)好きの医療者も沢山いると思いますが、1年に1回の音楽フェスは、そう医療で言えば年1回の学術集会・総会みたいなもの。医療の領域をご存じない音楽(フェス)好きの方に伝えたいのは、医療の領域にも1年に1回のフェスと呼ばれる学術集会・総会があるんです。
フェスができれば学術集会は、もちろん安全にできます。学術集会ができれば、フェスもできます。確かにこんな時期、できないことばかりで、実際にできないかもしれませんが、一緒にできるも考える時期かもしれません。
追伸:新型コロナ禍以降のライブをご存じない方も多いかもしれません。大声あげて、頭振って、踊り狂ってるのを想像するかもしれません。実際には、問診票、連絡先、体温チェック、消毒、SD確保、声出し禁止、マスク、規制入退場、音楽を守ろうというファンの健気さに泣けてきます。