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少数派(minority)だけど多数派(majority)

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共同代表理事の柳澤です。

1カ月に1回ですが、一般社団法人キャンサー・ベネフィッツのブログ担当の日です。今日は、同じく共同代表理事の鳥井君とずっと一緒で、オンコロライブ(Remember Girl’s Power !!)のことや、がん情報サイト「オンコロ」の取材などで、池袋界隈をうろうろしていました。

そして、よく考えると、【オンラインイベント】SUPER☆GiRLSと学ぶ #AYA世代 がんのことは、来週に迫っていました。どなたでもご覧頂けますので、是非、ご視聴下さい。
・3月15日(月)午後8時(20時)~
【Adolescent(思春期)編】SUPER☆GiRLSと学ぶAYA世代がんのこと

・3月16日(火)午後8時(20時)~
【Young Adult(若年成人)編】SUPER☆GiRLSと学ぶAYA世代がんのこと

ここからは、鳥井君や、オンコロのスタッフと話したことであり、とりとめもない話です。

そもそもAYA世代(adolescents and young adults)と言われる思春期および若年成人の世代(15歳~39歳)で、がんに罹患する推計は20,000人程度、年間がん罹患者数の2%程度と少数(minority)。がん好発年齢(50歳以降)とは明らかに異なる問題があります。そんなこともあって、自身もAYA世代のがんを体験した鳥井君たちと一緒に、やはりminorかもしれない領域とのコラボでのプログラムを進めています。
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/child_aya.html

そんなことを考えてみると、AYA世代のがんだけではなく、世の中には少数派(minority)だけど、啓発、認知が進んだ問題、領域もあるわけです。多分、多くの皆さんはLGBTという言葉をご存じだと思います。レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字をとった、性的マイノリティの総称で、最近ではQueer(クイア)を加え、LGBTQと言われるも多いようです。調査によりその比率はバラツキがあるのですが、「1.6%から8.9%」。LGBTQの方が直面する問題は、まだまだ多いと思うのですが、社会の中で、あからさまな誤解や偏見は、もうちょっとだめですよという時代になってきたわけです。
https://jobrainbow.jp/magazine/lgbt-percentage

そんなことを考えながらも少数派(minority)が、多数派(majority)を変えていくというのは、普通に考えれば結構大変なことで、よく選挙前、「若者には、是非、選挙に行ってほしい」的なことが言われるわけですが、AYA世代と、50歳以降の人口を比べると、25%程度と50%程度、投票率が一緒になったとしても、ダブルスコアで絶対にひっくり返せないんですね。
https://toukei-labo.info/05_jinkou/05_jinkou.html

しかし、最近、本当に感じることは、もう絶対にいろいろ変わってきているということです。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性に対する発言からの辞任など、もうダメなものはダメと、これまでの少数派(minority)が、多数派(majority)をひっくりかえしてしまうことが起こってくるわけです。

そんな話をしながらの、現役女性医師で、医療系メタルバンドAnatomyのVo.と作詞を担当し、自身もAYA世代のがん体験者の、ババロア先生のインタビュー。いろんな意味で少数派(minority)であったババロア先生の話は、いくつも「目からうろこ」的な話がありました。

本当にとりとめのない話になりましたが、少数派(minority)が集まり、多数派(majority)になってくこと、QUEER(「不思議な」「風変わりな」「奇妙な」など)は全然面白いと感じた月曜日になりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A3%E3%82%A2

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